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障がい児の学習支援を携帯で

障がい児の学習支援を携帯で――香川大学と富士通が実証実験
4月8日14時24分配信

 香川大学と富士通は5月から9月末まで、障がいを持つ子供の学習支援に携帯電話を活用する実証実験を実施する。

 実証実験は、小中学校や特別支援学校に通う知的障がい児や学習障がい児、自閉症児とその保護者、教師らを対象に実施。富士通が開発した3種の支援ソフトをインストールした携帯電話を教師や保護者に数カ月間貸与し、有効性を調査する。

 利用するのは時間の理解を支援するソフトウェア、コミュニケーションや見通しを支援するソフトウェア、漢字の筆順の理解を支援するソフトウェア。実証実験終了後には調査結果を公開し、教育機関や支援センター、保護者などに携帯電話の活用事例と支援の有効性について紹介する。また、実証実験の結果を踏まえ、ソフトウェアの機能や操作性の改善を図る。

 香川大学教育学部と富士通はいずれも、障がいを持つ人に対する支援活動で実績があり、香川大学教育学部は附属特別支援学校や附属特別支援教室「すばる」に通う知的障がい児や発達障がい児を対象に、ICTを活用した教育と支援を行っている。富士通はユニバーサルデザインに取り組んでおり、特定の色を判別することが困難な人向けに色の判別を支援するColorAttendantなど、携帯電話上で動作する支援ソフトウェアを提供している。


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2009年06月30日
ソフトバンクと東大、ケータイを使った障がい児学習支援プロジェクトを開始
東京大学先端科学技術研究センターの研究グループ(中邑賢龍教授)とソフトバンクモバイルは、携帯電話を活用した障がい児の学習支援研究プロジェクト「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」を立ち上げた。
 東京大学先端科学技術研究センターの研究グループ(中邑賢龍教授)とソフトバンクモバイルは6月30日、共同で携帯電話を活用した障がい児のための学習支援の事例研究プロジェクト「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」を開始した。

 このプロジェクトは、特に認知やコミュニケーションに困難がある/読み書き障がいや自閉症/知的障がい/肢体障がいを持つ障がい児の学習支援を携帯電話で行い、その有用性について事例研究を行う。

 事例調査を全国5カ所(香川県、和歌山県、山口県、愛媛県、北海道)の障がい者施設学校で2009年9月末まで行い、研究結果をまとめた事例集を公開。教育機関や障がい児の親たちに対して、携帯電話の有用性を広く認知するという。

 また、障がい児の生活や学習の向上に携帯電話が役立つことを広めることで、障がい児の社会参加の機会が増えることも目指す。また、セミナーなどの啓発活動を通じて、携帯電話の機能が学習支援に結びついた具体的な例を発表していく。



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